
中東・ドバイでも「抹茶」が人気に
日本を代表する食文化の一つとして、世界的に知られるようになった「抹茶」。近年は世界各地で抹茶を使ったドリンクやスイーツを見かけるようになりましたが、ここ中東・ドバイでも、その人気はかなりのものです。ドバイの街を歩いていると、さまざまな場所で「MATCHA」の文字を目にします。
特にその人気を実感したのが、ドバイモールにある日本食スーパーマーケットです。店内には抹茶商品のコーナーが設けられ、さまざまな商品が所狭しと並べられています。日本人から見ても「こんなに抹茶商品があるのか」と思うほどの品揃えです。
少し売り場の様子を見ていると、抹茶商品を手に取る買い物客の姿も数多く見られました。そのほとんどが日本人以外の方々で、商品を興味深そうに眺め、そのままショッピングカートへ入れていく様子が印象的でした。

カフェでも抹茶を前面に
抹茶人気は、スーパーマーケットだけではありません。ドバイモールにある「Pappa Roti Coffee」でも、抹茶を使った商品が大きく打ち出されていました。店頭を見ると「ここは抹茶専門店だったかな?」と思ってしまうほど、抹茶の存在感があります。まるでお店が抹茶に乗っ取られてしまったようで、思わず面白く感じてしまいました。
もちろん、ドバイに数多く出店しているスターバックスでも抹茶を使った商品が販売されています。ドバイモールを歩いていると、「いったいスターバックスは何店舗あるのだろう?」と思ってしまうほど頻繁に見かけますが、そうした世界的なコーヒーチェーンでも抹茶が定番商品の一つとして扱われていることから、その認知度の高さがうかがえます。
「日本食」と「健康」というイメージ
中東での抹茶人気を見ていて興味深いのが、「日本食」と「健康的な食生活」が結び付けて捉えられていることです。UAEをはじめとした中東では、食に対する健康意識も高まっており、日本食に対して「健康的」「ヘルシー」といったイメージを持つ人も少なくありません。その中で、抹茶は日本らしさが分かりやすく、ドリンクからスイーツまで幅広い商品に取り入れることができる食材でもあります。
「MATCHA」という日本語由来の名称がそのまま海外で通じることからも、抹茶が単なる一つの食材ではなく、日本を象徴する食文化の一つとして定着しつつあることを感じます。
抹茶人気から見える中東市場の可能性
実際に現地の売り場やカフェを見ていると、日本の商品や文化が海外でどのように受け止められているのかを知ることができます。日本では当たり前に存在している商品でも、中東では「日本らしさ」そのものが価値になる場合があります。
以前ご紹介したドーナツ事情でも、甘さを控えた日本的な味覚への関心について触れましたが、抹茶人気もまた、中東における食の嗜好の変化を感じさせる一例ではないでしょうか。もちろん、日本の商品をそのまま海外へ持っていけば売れる、という単純な話ではありません。現地の嗜好や文化、価格帯、販売方法などを理解することは必要です。
しかし、実際にドバイの売り場でこれだけ多くの抹茶商品が並び、多国籍の人々が手に取っている光景を見ると、日本の食や食文化には、中東市場においてまださまざまな可能性があることを感じます。
今後もドバイをはじめとする中東の街から、現地で実際に見つけた日本の商品や文化、そして市場の変化についてお伝えしてまいります。
弊社では、中東市場での市場調査や販路開拓、現地進出に関する支援を行っています。
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