中東・ドバイで高まる日本アニメ人気 ― ワンピースとドラゴンボールがつなぐ日本と中東
ドバイやサウジアラビアでは、日本のアニメや漫画が高い人気を集めています。現地で感じたアニメ人気と、中東市場における日本コンテンツの可能性をご紹介します。

日本アニメは中東でも高い人気を誇っています
日本のアニメは世界中で親しまれていますが、中東・ドバイでもその人気は年々高まっています。
ドバイモール内にある「Kinokuniya(紀伊国屋書店)」を訪れると、日本のアニメ関連商品が大きく展開されたコーナーが設けられており、多くの来店客が足を止めていました。
中でも特に存在感があったのが、「ONE PIECE(ワンピース)」のコーナーです。コミックスやフィギュア、グッズなどが数多く並び、その人気の高さを実感しました。
こうした光景を見ると、日本のアニメや漫画が、中東でも広く受け入れられていることがよく分かります。
サウジアラビアでも日本アニメへの注目が集まる
日本アニメへの関心は、ドバイだけではありません。
サウジアラビアでも、日本のアニメやエンターテインメントへの投資が進められています。
代表的な話題の一つが、2029年の開業を目指して建設が進められている「ドラゴンボール」のテーマパークです。
敷地面積は50万㎡を超え、東京ドーム約11個分という大規模な施設になる予定です。作中に登場する亀仙人の家やカプセルコーポレーション、破壊神ビルスの星などを再現した複数のエリアが計画されており、30を超えるアトラクションやホテル、レストランも整備されると発表されています。
完成すれば、日本アニメを目的に世界中から観光客が訪れる、新たな観光スポットになることが期待されています。
また、サウジアラビアのムハンマド皇太子が「ONE PIECE」のファンとして知られていることも、日本ではたびたび話題になります。
日本のポップカルチャーが、中東でも広く認知され、親しまれていることを象徴するエピソードと言えるでしょう。

「アラバスタ王国」から感じる中東とのつながり
個人的に興味深いのは、「ONE PIECE」に登場する「アラバスタ王国」です。
砂漠の風景や建築、衣装、文化などには、中東やアラブ地域を思わせる要素が数多く描かれています。
もちろん作品はフィクションですが、中東を知る立場から見ると、「ここはアラブ文化がモチーフなのだろう」と感じられる場面も多く、日本とは異なる視点で作品を楽しむことができます。
これから初めて「ONE PIECE」を読む方であれば、アラバスタ編から読み始めるのもおすすめです。物語としても非常に完成度が高く、作品の世界観や魅力を十分に味わうことができます。
日本コンテンツは中東市場との架け橋にもなる
近年、中東ではエンターテインメント分野への投資が活発に進んでいます。
その中で、日本のアニメやゲーム、キャラクターコンテンツは高い評価を受けており、今後もさまざまなビジネスチャンスが広がることが期待されています。
実際に現地を訪れると、日本のコンテンツが生活の中に自然に溶け込んでいる場面を目にする機会は少なくありません。
中東市場を理解する上では、経済やビジネスだけでなく、こうした文化やエンターテインメントの動向にも目を向けることで、新たな可能性が見えてくるかもしれません。
弊社では、中東市場に関する現地情報や販路開拓支援を行っています。


